伊勢湾マリンフェスタ2010 ~体験航海編

伊勢湾マリンフェスタのレポート第2弾は、夏空の伊勢湾で8隻の艦艇が競演した体験航海の模様です。

伊勢湾マリンフェスタの初日は体験航海です。今回私を伊勢湾沖の“パラダイス”に連れて行ってくれるのは…多用途支援艦「えんしゅう」です。乗艦開始時間は8時45分ですが、私は1時間前の7時45分には「えんしゅう」が待つ四日市港霞ヶ浦北埠頭に到着しました。

この日、私は午前6時に名古屋市内のホテルを出発、7時前には最寄のJR富田浜駅に到着しました。ところが最寄駅にも関わらず富田浜駅からのシャトルバスはなく、埠頭までの移動手段は徒歩のみ。すでに30℃を超える蒸し暑さのなか、30分以上かけて埠頭まで歩くことを余儀なくされました。(あとで知ったのですが、JR関西線は近鉄名古屋線に輸送競争で完全に敗北しており、シャトルバスも近鉄の駅から出ていました)

いきなり早朝から機材を抱えての長距離行軍をしてしまったので、埠頭で休憩しつつ乗艦までの時間を待っていたら、8時少し前に相次いで出港ラッパが鳴り響きました。「何事か?」と思って海の方に目を向けると、「はしだて」「くりはま」「輸送艇2号」「すがしま」の4隻が出港していきました。これら4隻は体験航海には参加しないのですが、体験航海で艦艇が訓練展示を行う海域に民間船が入り込むのを防ぐために海域の警戒避航の呼びかけを行うのです。

期せずして、「はしだて」や「くりはま」の出港シーンを撮影することができました。やはり早起きは三文の得ですねぇ。

岸壁で待つこと1時間あまり。0845に「えんしゅう」に乗艦しました。乗艦前に「えんしゅう」の運用長さんから、観閲や訓練展示は左舷側で行われるとの情報を入手していたので、後甲板の左舷後方の場所に撮影ポジションを確保しました。
「えんしゅう」の後甲板は訓練用の水上標的を整備・格納する場所ですが、標的は横須賀基地に置いて来ているのでご覧のような何もないガランとしたスペースとなっています。

実は、今回乗艦するフネを「えんしゅう」にした理由はこの広いスペースです。撮影中に左舷から右舷への移動は自由自在、障害物のないクリアな視界も確保できます。まさに撮影には最適です。

我が「えんしゅう」の隣には横須賀港務隊に所属する曳船が停泊していました。YT67YT74、そして最新鋭のYT95の3隻です。
地方港での出入港は民間の曳船を使うのが一般的ですが、これだけの数の艦艇を民間の曳船で出し入れすると莫大な費用がかかってしまうのでわざわざ横須賀から出張して来たのでしょう。それにしても、よくぞこんな小さなフネが横須賀から遠州灘を越えてはるばる四日市まで来たものです

3隻の曳船は0950頃から動き出し、南埠頭に接岸している「ひゅうが」と「しらね」の出港作業に出かけて行きました。

予定より5分早い10時25分に「えんしゅう」は出港しました。いよいよ心躍る体験航海の始まりです♪
すぐ後ろでマストに整備旗を掲げた「つしま」が出港作業の真っ最中です。「えんしゅう」の後を追うように数分後に出港しました。

この時、岸壁がやけに騒がしいなと思っていたら、平和団体が横断幕やプラカードを持ってシュプレヒコールを挙げていました。
「四日市港の軍港化反対!!」とのこと。体験航海で寄港している事がなぜ軍港化なのでしょうか?平和ボケもさることながら、あまりの見識の低さに呆れました。(団体の画像をこの場に晒してやろうかと考えましたが、あんな連中にスペースを割くのがもったいないのでやめました)

出港した「えんしゅう」は速力を上げて港外へ向かいます。途中、出港作業中の「ひゅうが」と「しらね」の横を通過しました。
先ほど出かけて行った3隻の曳船が「ひゅうが」に取り付いて作業を行っています。これだけの大きさ故か、「ひゅうが」はこのあとかなり長い時間出港作業が続き、「えんしゅう」が完全に港外に出て四日市港が見えなくなる頃にようやく出港しました。

この画像を撮影しているのと同じ頃、南埠頭で「えんしゅう」の出港風景を動画撮影している人がいて、その動画がYouTubeに投稿されています。そこには「えんしゅう」の後甲板で海に落ちそうな勢いで身を乗り出して撮影している私が映っています(笑)

「えんしゅう」は四日市港のエリアを抜け、訓練展示を行う海域に向けて伊勢湾内を航行します。猛烈に暑かったものの、雲ひとつない夏空の下、蒼く輝く海をクルージングするのはとても気持ちいいです♪♪ 後甲板に腰をおろして、後続する「つしま」や「ひゅうが」を眺めながら缶コーラを飲むひとときは最高の気分でした♪ この夏、いや人生で最も楽しい時間だったと言っても過言ではありません

艦上はご覧のように人はまばら。暑いので多くの人が艦内に入っていたこともありますが、元々あまり多くの人を乗せていないようです。場所取り競争のないゆる~い雰囲気も最高!!

出港から約40分後、後続していた「つしま」が速力を上げて、ぐんぐんと「えんしゅう」との距離を詰めて来ました。
しばらく並走したあと「つしま」は「えんしゅう」の前方に出ました。観閲では「ひゅうが」を先頭に「しらね」「つしま」「えんしゅう」の順で航行して横須賀地方総監の観閲を受けるのです。

「つしま」は深深度にある機雷や対潜水艦用機雷を処分することを任務とする「やえやま」型掃海艦の2番艦で、排水量が1000tに達するため掃海艇ではなく掃海艦という種別になっています。
乗艦すると意外なほどの大きさに驚くのですが、航行している姿も護衛艦に負けない迫力がありますね!

出港から約1時間20分後、ようやく「ひゅうが」が追い付いて来ました。隊列の先頭に出るため「えんしゅう」を追い抜いて行ったのですが、残念ながらかなり離れた場所を通過しました。撮影チャンスと意気込んでカメラを構えていたのですが…(涙)巨大な艦なので、「えんしゅう」のような小型艦のそぐそばを追い抜くのは危険という判断なのでしょうか…?

「えんしゅう」に乗艦した理由のひとつに、同じ四日市港から出港する「ひゅうが」の航行シーンを撮影できるとの読みがあったのですが、「ひゅうが」は「えんしゅう」から遠い場所ばかりを航行してしまい目論み通りにはいきませんでした…。

「ひゅうが」に続いて「しらね」も「えんしゅう」を追い抜きました。おととし、大火災を起こしてあわや廃艦かという事態に至っただけに、元気に復活した姿を目にできて本当に嬉しかったです。↑の「ひゅうが」の画像と見比べると、同じDDHでも艦型が大きく異なるのが興味深いですね。さしずめ「ひゅうが」は空母「しらね」は航空巡洋艦といったところでしょうか。

「ひゅうが」と「しらね」の艦型の違いは、海自の海上防衛に対する基本的な考え方が、30年前と現在では大きく変化したことの顕れとも言えるのではないでしょうか。

出港から1時間40分後、この体験航海における最大のサプライズが訪れました。なんと!沖合いから潜水艦がやって来たのです!

潜水艦は我が「えんしゅう」とすれ違ったあと大きく右に転舵、「えんしゅう」に後続する形で隊列に加わりました。
この潜水艦は「おやしお」型の1番艦「おやしお」で、事前に配布されたパンフレットにも参加する旨が記されていなかったので本当に驚きました。海自も粋な事をやるものです(笑)
「おやしお」の背後に海面警戒中の「はしだて」の姿が見えますが、右側の煙突からしか煙が出ていない様子にご注目!

「おやしお」が加わり、四日市艦隊は「ひゅうが」「しらね」「つしま」「えんしゅう」「おやしお」の順で隊列が整いました。
ヘリ空母(ひゅうが)航空巡洋艦(しらね)世界最大の木造船(つしま)用途無制限の万能艦(えんしゅう)世界一の通常動力潜水艦(おやしお)という多彩な顔ぶれです。

四日市出港から約2時間後の1230、輝く伊勢湾で8隻の艦艇による観閲と訓練展示がいよいよ始まります。ここからは体験航海というよりはミニ観艦式。去年10月の観艦式は大荒れの天気でしたが、やはり艦艇は穏やかな蒼い海に浮かんでいる姿が最高です

左舷前方からこちらへ向かって来る艦隊の姿が…。名古屋港を出港した「こんごう」「うらが」「しらゆき」の3隻から成る名古屋艦隊です。わずか3隻の艦隊ではありますが迫力は満点。まさに威風堂々とした佇まいです。
この3隻、私とはとても縁のある思い出深い艦たちで、こんな伊勢湾の遥か沖合いで会えたことに不思議な嬉しさを感じました。

伊勢湾マリンフェスタは横須賀地方総監部主催のイベントで、参加艦艇は「こんごう」以外は横須賀を母港とする艦(「しらね」は元横須賀)ばかりです。「きりしま」ではなく、なぜ佐世保の「こんごう」が参加したのでしょうね?ドック入りでもしているのでしょうか?

名古屋艦隊の先頭は護衛艦「こんごう」です。横須賀地方総監の高嶋海将が座乗しており、マストには三ツ星の海将旗が掲げられています。海自が保有する6隻のイージス艦のなかで「こんごう」は最古参ですが、高いネームバリューと最初にMD艦に改造された実績から海自イージス艦の代名詞とも言える存在です。

17年前、就役直後に呉に寄港したのを心を弾ませながら見に行った事が懐かしいです…。あの時は、のちに自分がHPを運営し、艦艇を追って各地に遠征するようなディープなマニアになるとは思ってもみませんでした(笑)

「こんごう」の艦橋露天部には高嶋海将が立ち、四日市艦隊各艦からの敬礼に対して答礼を行っていました。
高嶋海将は防大19期生で香川県出身。護衛艦隊幕僚長、第1護衛隊群司令、海幕人事教育部長、護衛艦隊司令官、統幕副長を経て今年7月に横須賀地方総監に就任しました。

護衛艦隊司令官以来久しぶりに艦上に立ち、海上部隊の指揮官を務めたことになります。この伊勢湾マリンフェスタで最も心を躍らせていたのはマニアではなく、高嶋海将だったのかもしれません(笑)

名古屋艦隊の2番目は掃海母艦「うらが」。去年10月の観艦式で乗艦した思い出が詰まった艦です。
普段は掃海隊群旗艦を務めている「うらが」ですが、その優れた人員収容力と荒天でも揺れない安定した航行能力を買われて観艦式や大規模な体験航海には必ずと言っていいほど姿を見せます。まさにマニアにとっても母艦なのです。

こうして見ると、幅広の船体高い乾舷によって排水量以上の大きさを感じます。2番艦の「ぶんご」では、この高い乾舷を利用して映画「男たちの大和」の乗艦シーンの撮影が行われました。

名古屋艦隊の最後は護衛艦「しらゆき」です。今年6月に「はつゆき」が退役したため、「はつゆき」型の最古参となってしまいました。「しらゆき」自身も来年度末の退役が予定されています。もしかしたら「しらゆき」最後の晴れ姿かもしれません。

「しらゆき」が所属する第11護衛隊は「はつゆき」が退役し、「さわゆき」が遠洋練習航海に随伴しているため稼動状態にあるのは「しらゆき」のみという状況。このため「しらゆき」は、この夏は各地のイベントに出ずっぱりという状況でした。古い艦ですがその機能美はいささかも色褪せていませんね

四日市艦隊の5隻がすべて「こんごう」艦上の高嶋海将に敬礼を終えると、四日市艦隊の各艦は180度回頭し、名古屋艦隊の後に続きました。↑の画像は回頭中の「ひゅうが」と「しらね」。新旧DDHのそろい踏みです。

これから名古屋艦隊と四日市艦隊が一列になって航行しながら、訓練展示が行われます。10年程前までは、このくらいの大規模な体験航海なら速射砲の発砲(もちろん空砲)やボフォースの発射があったのですが、今回はこれら発射系の展示はありませんでした
ボフォースは搭載艦自体が消滅してしまいました…。

展示の第1弾は「ひゅうが」による対潜ヘリコプターの2機同時発艦です。去年の観艦式以来すっかりお馴染みになった展示です。
「『ひゅうが』からヘリコプターが2機発艦します!」とのアナウンスがあったので、発艦の瞬間を撮影しようとずっとカメラを構えていたのですが、いっこうにヘリは飛び立ちません。そのうち「ひゅうが」は我が「えんしゅう」から遠く離れ、加えてもろに逆光となってしまい発艦の瞬間を撮ることはできませんでした。

追い抜きシーンといい今回といいうまく撮影ができません…。何だか「ひゅうが」に嫌われているみたいです…

続いての展示は救難で、救難ヘリコプターUH60-Jが海中から遭難者をワイヤーで吊り上げます。
航空救難と言えば航空自衛隊の救難隊を真っ先に思い浮かべるかもしれませんが、海自にも第21航空群に第73航空隊、第22航空群に第72航空隊という救難部隊があります。

UH60-Jは航空隊の本隊がある館山大村以外に、分遣隊がある大湊徳島鹿屋硫黄島に配備されています。UH60-Jはアメリカのシコルスキー・エアクラフト社が開発したUH60を自衛隊が独自に改良した機体で、三菱重工がライセンス生産しています。

救難の展示が終わると、艦隊は単縦列になって一路名古屋港と四日市港を目指します。
我が「えんしゅう」の前方には「こんごう」「うらが」「しらゆき」「しらね」「つしま」の順で航行しています。5隻もの艦艇が一列になって航行している姿はまさに威風堂々我よくぞ日本男子に生まれけりといった気分になりました。

こうして見ると、5隻とも艦の任務がそれぞれ異なるように後ろ姿もそれぞれ特徴的で個性がありますね。
性能やサイズが大きく異なる艦艇が等間隔を保って一列に航行するのは実は非常に難しく、にも関わらずこのような美しい隊列で航行できる海自は極めて高い技量を持った海軍なのです。

艦隊が港を目指して航行を始めたので訓練展示は終了かと思いきや、ここからは航空機による展示が始まりました。艦隊の後方から「グォ~ン」という重低音を響かせてやって来たのは救難飛行艇US-1Aです。
帝国海軍の名機・二式大艇を生み出した新明和工業製で、長大な航続距離波高3mの荒海に離着水できる能力を誇ります。
この名機も後継機US2の配備に伴って年々数を減らしています。

パンフレットにはUS2が飛来すると記されていたので、乗艦者から「US2じゃない!」「詐欺だ!」などと散々なツッコミを受けていました。

US1-Aが飛び去った後はUH60-Jや伊勢市の明野駐屯地から飛来して来た陸自のヘリコプターが艦隊をローパスして行きました。
そして航空機による展示のラストはSH60KによるIRフレアの発射です。フレアの発射も訓練展示ではお馴染みのものとなりました。IRフレアは自機よりも強い赤外線を発することで赤外線追尾のミサイルを撹乱する防御兵器です。見た目と美しさとはうらはらに、かなり切羽詰まった状況で使用するものなのです。

去年の観艦式では全くと言っていいほどフレアを撮影できませんが、今回は何とか発射の瞬間を撮影することに成功しました!

航空機による展示が終了して訓練展示の全てが終わりました。艦隊は一気に増速、同時にそれまで単縦列だった艦隊がY字型に散開しました。名古屋艦隊と四日市艦隊がそれぞれの港に向けて隊列を解いたのです。
散開の方法は各艦がばらばらに針路を変えるのではなく、変針点で各艦が同時に向きを変えてそれぞれの方角に散るという見事なものです。良く鍛えられたドリル演技を見ているようでした。

今回のような大規模な体験航海では、訓練展示だけではなく艦隊の航行シーンも見所のひとつなのです。同時に、乗組員にとっては航海技術を磨く絶好の訓練の場でもあるのです。

出港から4時間30分後、午後3時に四日市港に帰港しました。
炎天下のもとでの長時間の乗艦ということで、下艦した皆さんはややお疲れの表情でしたが、どの顔も充実感が漂っていました。

私も全身汗だくで、日焼け止めを大量塗布していたにもかかわらず顔と腕が真っ赤に日焼けしてしまいました…。
私を伊勢湾沖の“パラダイス”に連れて行ってくれた「えんしゅう」と乗組員にお礼を言ったあと、近鉄四日市駅行きのシャトルバスに乗ろうとしたのですが…。体験航海はまだまだ終わってはいなかったのです!

沖合いに目を向けると「ひゅうが」が入港しているではありませんか!!「えんしゅう」の後を航行していた艦が帰って来たのです。
バスを待つ列から抜け出して岸壁の突端へダッシュ!

この日の「ひゅうが」の撮影は悪条件に阻まれていましたが、最後にようやく迫力ある姿を撮影することができました。
「ひゅうが」は右舷でしか接岸することができないので、このあと曳船に押されて左回りで180度向きを変えました。「ひゅうが」が最も空母らしく見える左舷前方からの姿は撮影できませんでした。一週間後の日向細島港での撮影でチャレンジしたいと思います。

四日市港に帰って来たのは「ひゅうが」だけではありません。事故のない安全な体験航海を実現するために海面警戒を行っていた艦も続々と戻ってきました。↑の艦は「はしだて」です。白い船体が蒼い海に美しく映えています。今回の遠征のミッションのひとつは「はしだて」が美しく航行しているシーンを撮影することでしたので、この姿を目にした時は震えるほど感激しました♪

撮影している間にもシャトルバスは次々と発車していきます。でもこのタイミングでバスに乗ることはできません。
ご馳走を目の前にして帰路に着くことはできないのです

輸送艇2号も戻ってきました。
朝、私が岸壁に着く前から出港していたのですが帰港は一番最後。今回の体験航海で最も長時間働いた艦と言えるでしょう。私はこの輸送艇2号を近くで見るのは初めてなのですが、随分と可愛らしい艦です。「ゆら」をさらに一回り小さくしたサイズです。

楽しかった伊勢湾マリンフェスタの体験航海ですが、それを影から支えていたのは「くりはま」「はしだて」「すがしま」「輸送艇2号」による海面警戒班と、展示の準備・支援を担当した「のとじま」の計5隻です。これらの艦たちにも心から感謝申し上げます。ありがとう!

全ての艦の入港が終わり、初日の撮影が終了しました。その頃には岸壁は乗艦者はおろか乗組員の姿もなく、テントも畳まれていました。こんな時間まで撮影している物好きは私だけだったようです…。

雲ひとつない夏空のもと、美しく輝く伊勢湾に浮かぶ艦艇たちの素敵な姿を存分に撮影できました。参加した13隻の艦たち、そして乗組員、横須賀地方総監部の方々、素敵な夏の思い出をありがとうございました!
シャトルバスの最終便はとっくに出発しており、私は朝と同様、炎天下のなか30分かけて富田浜駅まで歩くはめになりました(苦笑)

体験航海というよりはミニ観艦式。艦艇たちの美しい姿と乗組員の高い技量を存分に堪能しました。