護衛艦 しらね型 |
艦番号 | 艦名 | 竣工日 | 建造所 | 所属 | 定係港 | 備考 |
しらね | S55.3.17 | 石播東京 | H27.3 退役 | |||
くらま | S56.3.27 | 石播東京 | H29.3 退役 | |||
・基準排水量:5200t ・主要寸法:全長159m×幅17.5m×深さ11.0m ・最大速力:31ノット ・乗員:360人 | ||||||
「はるな」型で得た運用実績を盛り込んで設計されたヘリコプター搭載護衛艦(DDH)。ヘリ運用設備や通信設備が改良されたほか、 当時の電子工学の最先端技術を注いだ戦闘システムが導入された。艦齢が30年近くに達しているものの、3機の哨戒ヘリを運用 できる能力と強力な指揮通信力を有する為、護衛隊群の旗艦として活躍しているほか、観艦式では観閲艦の任を任されるなど 海自を代表する艦である。「ひゅうが」型に続く次世代DDHの就役まで現役にとどまる予定だが、1番艦「しらね」は07年12月に火災 を起こしてCIC設備を損傷、退役した「はるな」の機材を移植して復活、所属も新たに3群旗艦として舞鶴の地で任務に就いている。 [管理人の声] 背負い式に配置された2門の主砲と、艦体の後ろ半分を占めるヘリ甲板を持つ姿は、旧海軍の航空巡洋艦を彷彿とさせる力強さと 美しさがあります。世界的にも珍しい現代版の「航空巡洋艦」は、海自が旧海軍から受け継いでいる伝統の象徴とも言えます。 「しらね」は火災でCICを損傷、復活したものの過去の栄光が色褪せたような気がしてなりません…。さらに「くらま」は関門海峡で 貨物船と衝突して艦首を破損するなど、「しらね」型は大災難が降りかかる縁起の悪い艦になってしまった感が否めません(涙) |