敷設艦 むろと |
艦番号 | 艦名 | 竣工日 | 建造所 | 所属 | 定係港 | 備考 |
ARC482 | むろと | S55.3.27 | 三菱下関 | H24.4.4 退役 | ||
・基準排水量:4500t ・主要寸法:全長133m×幅17.4m×深さ8.6m ・最大速力:17ノット ・乗員:135人 | ||||||
音響測定艦「ひびき」型と並んで海自でその任務や装備、行動が最も秘密に包まれている艦である。水中固定聴音装置とそれに 付随する通信ケーブルの敷設・揚収を任務としている。また敷設ルートを調査するには海底泥や潮流、塩分濃度などを観測する必 要があることから、これら海洋観測能力も有している。長大な距離に及ぶケーブルの敷設を行うため、艦首と艦尾両方にシープを 備えており、自衛艦というよりもNTTのケーブル敷設船によく似た外観を呈している。敷設作業では繊細かつ微妙な操艦が要求さ れるため、サイドスラスターや可変ピッチプロペラ推進器のほか充実した航方支援装置を備えている。艦齢が30年を超え老朽化し たことから、代替艦である4900t型敷設艦の就役を待たずに2012年4月に退役した。 [管理人の声] 艦首に巨大なシープが備え付けられた独特の外観が特徴。個性派揃いの呉の艦艇の中でもひときは異彩を放っている艦です。 謎めいた外観どおり、装備や任務の詳細は明らかにされておらず謎が謎を呼ぶ艦ですが、それがまたこの艦の魅力とも言えます。 |
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