護衛艦 はるな型 |
艦番号 | 艦名 | 竣工日 | 建造所 | 所属 | 定係港 | 備考 |
DDH141 | はるな | S48.2.22 | 三菱長崎 | H21.3.18 退役 | ||
DDH142 | ひえい | S49.11.27 | 石播東京 | H23.3.16 退役 | ||
・基準排水量:4950t(ひえい5050t) ・主要寸法:全長153m×幅17.5m×深さ11m ・最大速力:31ノット ・乗員:370人 | ||||||
海自初のヘリコプター搭載護衛艦(DDH)。5000tの艦体の後ろ半分に巨大な格納庫とヘリ甲板を設け、対潜ヘリ3機を運用する 世界に例を見ない「航空巡洋艦」である。加えて背負い式に配置された主砲、煙突と一体化したマック構造のマストなどにより 非常に特徴的な外観を有している。両艦とも昭和62年〜平成元年にかけて近代化改装を受け、個艦防空能力を強化した他、 レーダー等の電波兵装も一新、「しらね型」に準じた高性能システム艦に生まれ変わった。強力な指揮・通信設備も備えており、 2隻とも護衛隊群旗艦として新鋭の護衛艦を率いる中枢艦の任に就いている。しかし老朽化も進んでいる為、「ひゅうが」型の 就役と入れ替わる形で「はるな」「ひえい」ともに退役した。美しさと強さを併せ持った海自艦艇史に名を刻む名艦である。 [管理人の声] 管理人が最も好きな海自艦艇です。その重厚かつ独特な艦容は艦齢が30を越えた今もなお色褪せることはなく、最新鋭艦には ない独特の雰囲気とオーラを放っています。艦に足を踏み入れれば、まるで旧海軍の巡洋艦に乗り込んだような「海軍」の空気 を感じます。排水量5000tは今や最新鋭の汎用護衛艦並の大きさでしかありませんが、排水量以上の大きさと迫力を感じます。 「あめ」型や「なみ」型でさえ、「はるな」「ひえい」の隣では小さく感じてしまいます。「はるな」は「ひゅうが」と入れ替わりで、「ひ えい」は「いせ」と入れ替わりで退役、「はるな」型は2隻とも退役しました。強く美しかったこの名艦を忘れることはないでしょう。 |