潜水艦救難母艦 ちよだ |
艦番号 | 艦名 | 竣工日 | 建造所 | 所属 | 定係港 | 備考 |
ちよだ | S60.3.27 | 三井玉野 | H30.3 退役 | |||
・基準排水量:3650t ・主要寸法:全長113m×幅17.6m×深さ8.5m ・最大速力:17ノット ・乗員:120人 | ||||||
「ちはや」(先代)や「ふしみ」といった救難艦が備えていたレスキュー・チェンバーに代わり、深海救難艇(DSRV)を初めて搭載した艦。救難用の設備のほか、艦内には再圧室があり飽和潜水作業の支援も行う。「ちはや」が救難・医療に特化した艦であるのに対し、本艦は潜水艦用に魚雷や糧食・燃料などの物資を補給する潜水母艦の機能も有しており、潜水艦1隻分の乗組員(約80人)の休養・宿泊施設も備えている。しかしながら、作業は自動化が実現できていない部分もあり、DSRVもクレーンで吊り上げて発進・収容する。船体の大きさの割には救難と母艦という多彩な機能を備えた艦である。本艦は潜水艦救難艦の形を確立した艦であり、次世代の「ちはや」は本艦をベースに大型化・自動化を推し進めて誕生した。 [管理人の目] 潜水艦救難だけではなく潜水母艦の機能を持つ珍しい艦です。旧海軍の「大鯨」「迅鯨」に匹敵するユニークな艦といえます。潜水艦と並んで停泊している姿は「お母さんと娘たち」といった雰囲気です。そそり立つ艦橋が特徴的でどことなく愛嬌もあります。「ちはや」と比べると二回り小さな艦ですが、斜め後方から見た姿は「ちはや」とそっくりです。ぜひ一度艦内を見学したいです。 |