護衛艦 あたご型 |
艦番号 | 艦名 | 竣工日 | 建造所 | 所属 | 定係港 | 備考 |
DDG177 | あたご | H19.3.15 | 三菱長崎 | 第3護衛隊群第3護衛隊 | 舞鶴 | |
DDG178 | あしがら | H20.3.13 | 三菱長崎 | 第2護衛隊群第2護衛隊 | 佐世保 | |
・基準排水量:7700t ・主要寸法:全長165m×幅21.0m×深さ12.0m ・最大速力:30ノット ・乗員:310人 | ||||||
「こんごう」型に続く新型のイージス護衛艦。世界最大のイージスシステム搭載艦でもある。「こんごう」型の発展型で、最新型の イージスシステム「ベースライン7.1J」を搭載、システムの核となるフェイズド・アレイ・レーダーは改良型のSPY1‐D(V)が装備 されている。「こんごう」型と異なりミサイル防衛での使用を視野に入れた設計となっているが、迎撃用の装備は有していない。 「こんごう」型と比べ全長が4m長くなり、艦橋も司令部機能を強化したため大型化した。将来的な艦隊再編に備えてヘリ格納庫 が設けられているほか、マストもよりステルス性を考慮した平面構造に変更された。主砲もシールドがステルス化され且つイー ジスシステムとの相性が良い米国製Mk45Mod4・62口径5インチ単装砲が装備されている。大型かつ強力なイージス艦だが、 予算の制約によりヘリ格納庫のサイズやステルス対策など当初の計画通りには実現しなかった装備も多々あり、厳しい国家財 政が色濃く影を落とした護衛艦でもある。 [管理人の声] 一見「こんごう」型とそっくりですが、ステルス性を強化したため艦の至る場所が鋭く尖っており、より攻撃的な印象を受けます。 名前同様、旧海軍の重巡洋艦「愛宕」と雰囲気が良く似ており、まさに『平成の巡洋艦』といった佇まいです。「あたご」が千葉 県沖で漁船と衝突した事故は記憶に新しいところですが、再発防止を徹底したうえで一日も早い戦列復帰を望みます。そして 事故の汚名を晴らすべく日本海の盾として頑張って欲しいものです。 |