試験艦 あすか |
艦番号 | 艦名 | 竣工日 | 建造所 | 所属 | 定係港 | 備考 |
ASE6102 | あすか | H7.3.22 | 住重浦賀 | 開発隊群直轄 | 横須賀 | |
・基準排水量:4250t ・主要寸法:全長151m×幅17.3m×深さ10.0m ・最大速力:27ノット ・乗員:70人 | ||||||
新たに開発されたシステムや装備品の実用評価試験を行う専用艦。「くりはま」が小型艦艇・掃海艦艇用なのに対し「あすか」 は護衛艦・大型艦艇用の装備品の試験を担当する。装備品の種類に応じて2種類ものテストベッドを有する海軍は世界に例が ない。原則両艦に搭載され試験を終えた装備品は取り外され、代わって新たな装備品が搭載される。その意味では『常に最新 鋭の艦艇』と言うことができる。乗員の数は少ないが試験航海の際には試験員が多数乗艦する為、試験員専用の居住区も有 している。中でも「あすか」は試験用の専用設備を多数有するため4000tを越える大型艦となり、鋭く伸びた艦首、パゴダ状のマ ストなど、海自艦艇の中でも異彩を放つ極めて特徴的な外観となった。なお「有事の際には改装され護衛艦となる」との説明が 一部にあるがこれは誤りで、当初から戦闘を想定した設計とはなっていない。 [管理人の目] 「試験艦」という艦種名からとてもアカデミックな印象があるフネです。とりわけ「あすか」は、「飛鳥古墳」に由来する艦名と優雅 かつ前衛的なスタイルにより『海自艦艇の学級委員長』のような雰囲気があります。試験を行う装備品も多彩ですが、実用化 された物もあれば、電気推進機関のように人知れず消え去った物もあります。 |