護衛艦 あきづき型 |
艦番号 | 艦名 | 竣工日 | 建造所 | 所属 | 定係港 | 備考 |
DD115 | あきづき | H24.3.14 | 三菱長崎 | 第1護衛隊群第5護衛隊 | 佐世保 | |
DD116 | てるづき | H25.3.7 | 三菱長崎 | 第2護衛隊群第6護衛隊 | 横須賀 | |
DD117 | すずつき | H26.3.12 | 三菱長崎 | 第4護衛隊群第8護衛隊 | 佐世保 | |
DD118 | ふゆづき | H26.3.13 | 三井玉野 | 第3護衛隊群第7護衛隊 | 舞鶴 | |
・基準排水量:5050t ・主要寸法:全長150.5m×幅18.3m×深さ10.9m ・最大速力:30ノット ・乗員:200人 | ||||||
「むらさめ」以来16年ぶりとなるフルモデルチェンジした汎用護衛艦(DD)。特筆すべき特長は防空能力で、対空戦闘システム FCS-3Aの採用により限定的な艦隊防空=僚艦防空が可能となった。弾道ミサイル防衛(BMD)に従事中のイージス艦の防空を 担当することになる。DDとしては初めて艦隊防空能力を付与された艦である。その防空能力に因んで、艦名は帝国海軍の防空 駆逐艦秋月の名を引き継いだ。また対潜・対水上戦闘においても最新装備・システムの導入により前タイプ「なみ」型から格段に 向上した。結果、汎用護衛艦としては全ての戦闘局面に対して高い性能を発揮する極めてバランスの良い艦となった。一方でス テルス対策も大幅に強化したデザインとなったが、建造費縮減により当初の計画通りの対策とはならず、この艦にも国家財政の 悪化が色濃く影を落としてしまった。来年度末までに4隻が建造され、第5〜8護衛隊に配備される予定である。 [管理人の目] DDとしては16年ぶりのフルモデルチェンジとなりましたが、従来のDDとは全く方向性の違うデザインや装備の数々に「近未来の 護衛艦がついに現れた」との想いを抱きました。海自汎用護衛艦史に新たなページを刻む艦といえるでしょう。僚艦防空能力で BMD従事中のイージス艦を護るという大役を担います。「あきづき」という誉れ高き艦名を引き継いだことと合わせて、護衛艦隊の 戦力アップに寄与することを期待せしたいと思います。2番艦は「てるづき」、注目の3・4番艦は「すずつき」「ふゆづき」と決まった。 |