舞鶴地方隊展示訓練2011 〜展示編


前編に引き続いて、舞鶴地方隊展示訓練2011の模様をレポートいたします。
護衛艦やミサイル艇、さらには航空機が若狭湾を躍動した訓練展示編です。

私が乗る「ちょうかい」は左回頭を終えて、観閲部隊最後尾の「あまぎり」に後続しています。
真後ろから見ても、林立する2本のマスト巨大な格納庫など「きり」型の特徴的なスタイルに目が奪われます。

前部マストは船体中央に位置するのに対し、後部マストは中心線からかなり左舷側に寄った位置にあることが分かります。
実は、このマストの位置のずれが「きり」型の評価を下げる一因になっています。というのは、単縦陣で航行する際、艦は前を航行する艦のマスト目印にして真後ろに付けるのですが、「きり」型は2本のマストの位置がズレているため真後ろに付けて航行するのが視覚上とても難しいということです。
訓練展示の第1弾は対潜ヘリコプターによる編隊飛行です。
3機のSH60Kが艦隊の上空を轟音をとどろかせながら通過していきました。ヘリはいずれも航空集団の第21航空群第23航空隊所属機で、北吸岸壁にほど近い舞鶴航空基地から飛来しました。

第23航空隊所属機は舞鶴を母港とするDDHとDDに搭載されて対潜作戦の一翼を担うほか、日本海側における海上警備や災害派遣の任務も担っています。

遠方を飛んでいる時はゴマ粒のようだったヘリが、近づくに連れて徐々に大きくなり、そして轟音を残して頭上を飛んでいく…飛行機には全く興味がない私もその迫力に魅了されました。
続いて飛来したのは哨戒機P-3C。第4航空群第3飛行隊の所属機で、神奈川県厚木基地から飛んで来てくれました。第4航空群にはP-3Cが20機所属しています。
第4航空群は硫黄島や南鳥島の航空基地を隷下に持つなど太平洋を担当する航空部隊のイメージが強いのですが、日本海側でも海上監視・警備活動を行っています。もしかしたら、この機は日本海側ルートを監視飛行中のP-3Cで、監視活動の合間に訓練展示に参加してくれたのかもしれません。

監視飛行をする時と同じくらいの低空飛行、しかも「ブゥオ〜〜ン」という独特の重低音を響かせながら頭上を飛び去っていきます。このP-3Cも迫力満点です!!
右舷前方から潜水艦が出現!
海面に出た潜望鏡を見た私が某国の潜水艦と誤認(?)したのは、実は「そうりゅう」型潜水艦の2番艦「うんりゅう」でした。
この「うんりゅう」、2隻前を航行する観閲艦「あたご」の真横で海中から浮上してきました。浮上したばかりとあって、セイルにある潜舵からは海水がしたたり落ちています。

海自潜水艦の中でも最新鋭の「そうりゅう」型、しかも去年3月に就役して今年度から本格的に任務に就いている2番艦「うんりゅう」が展示に参加するとは本当に驚きました。もしかしたら、この「うんりゅう」も訓練もしくは警戒監視で日本海側で行動していたのかもしれません。
さきほど3機編隊で飛び去って行ったSH60Kによる展示が始まりました。2機が空中でホバーリングし、1機がディピング・ソナーによる潜水艦の捜索、もう1機が海中からの救難を披露しました。

ディピング・ソナーは探知距離は2海里程度と小さいものの、ヘリコプターの機動性によって次々と捜索範囲を変えることができるのが大きな特徴です。ヘリ自身が大きな騒音を発しているため水深が浅い場所での探知は苦手ですが、騒音の影響を受けない深度や変温層下においては高い探知精度を誇ります。

発見した敵潜水艦の情報は護衛艦の対潜戦闘に活用されるほか、ヘリ自身も魚雷や対潜爆弾で攻撃を行うことがあります。
ただならぬ気配を感じて「ちょうかい」の右舷後方をみると、猛烈な水しぶきをあげながら迫り来る艦がいるではありませんか!
ミサイル艇「はやぶさ」です。

恐らく最高速力の44ノットを出しているものと思われます。穏やかな若狭湾を引き裂くように激しく水しぶきをあげ、「キィーン」という金属的なエンジン音を残して駆け抜けていきました。
ミサイル艇、すげぇ…!!

ミサイル艇の展示を見たのはおととしの観艦式に次いで2回目ですが、その時は距離が遠かったのと荒天による波浪で速力が上がらなかったためあまり迫力は感じませんでした。
今回は44ノットの爆走を至近距離で見て痺れました…
「はやぶさ」の爆走を見て興奮冷めやらぬ私に第2波が襲いかかります。何と!ミサイル艇がもう1隻現れたのです!!
「はやぶさ」型ミサイル艇5番艇の「うみたか」です。「はやぶさ」と一緒に第2ミサイル艇隊を編成しています。
「はやぶさ」は出港直後から「ちょうかい」に後続していたので展示訓練に参加していることは分かっていましたが、「うみたか」はこれまで全く姿が見えなかったので驚きました。いったい何処に隠れていたんだぁ!?

「はやぶさ」型ミサイル艇は、かつて存在した沿岸防備用の魚雷艇が進化したものですが、日本海で暗躍する不審船に対処するため44ノットの高速高い水上打撃力を有しています。
若狭湾を爆走するのはミサイル艇だけではありませんでした。
巡視船「ほたか」
も40ノット以上の高速で駆け抜けていきました。
この巡視船、いったい何者…!?

この「ほたか」、普通の巡視船ではありませんでした。海保では高速特殊警備船に分類される「つるぎ」型巡視船の2番船です。
「つるぎ」型巡視船は「はやぶさ」型ミサイル艇と同様、能登半島沖不審船事件を機に整備され、「はやぶさ」型と同じウォータージェット推進を採用していて40ノット以上の高速を誇ります。

「ほたか」は福井県の敦賀海上保安部の所属ですが、5隻の同型船も日本海側もしくは東シナ海側に配備されています。この点も「はやぶさ」型と同じですね。
「ほたか」が過ぎ去ったあと、さきほど駆け抜けて行ったはずの「うみたか」が、「ちょうかい」に向かってまっしぐらに突き進んで来るのが見えました。帝国海軍が大戦末期に開発した特攻艇「震洋」のごとく一直線に突っ込んで来ます。
しかも、ちょうど私が立っている場所をめがけて突っ込んでくるではありませんか!?

げぇぇぇ〜!ミサイル艇が突っ込んでくるぅぅ!!
たとえ、万が一「うみたか」と「ちょうかい」が衝突して我が身が粉々に砕けようとも逃げ出すわけには行きません。「うみたか」が迫り来る大迫力の場面を写真に収めなければなりません。もはや気分は戦場カメラマンです(笑)
「うみたか」は「ちょうかい」の超至近距離で右に急旋回、水しぶきとエンジン音を残して走り去って行きました。一時は本当に突っ込んで来そうな雰囲気でしたが…。

直前で転舵するのは分かっていたものの、撮影中にファインダーの中でみるみる大きくなっていく「うみたか」の姿にドキドキでした。「うみたか」が過ぎ去ったあとも心臓の高鳴りがしばらく止みませんでした

「はやぶさ」型は北朝鮮の不審船への対処を目的に建造された海のスクランブラーですが、最近は中国の漁船などが我が国の領海を侵犯する事例も発生しているので、海保とも協力して「海のならず者」どもを蹴散らして欲しいと思います。
ミサイル艇の爆走に「ちょうかい」艦上が興奮に包まれているなか、頭上から再びヘリコプターの轟音が聞こえて来ました。
SH60KによるIRフレアの展示です。

IRフレアは、自機よりも強い赤外線を発することで赤外線追尾のミサイルを撹乱する防御用兵器です。見た目の美しさとはうらはらに、ヘリにとってはミサイルで追尾されるというまさに切羽詰った状況で使用されるものです。

艦船一本槍のマニアであるため航空機の撮影経験が浅く、これまでフレアの撮影をことごとくハズしていた私ですが、今回は何とか機とフレアをいい感じで撮ることができました。
空で対潜ヘリがIRフレアを放てば、海上ではミサイル艇「はやぶさ」がIRデコイを発射します。
「はやぶさ」から打ち上がった筒状のデコイは30mほどの高さで炸裂、火花と白い煙による美しい花を咲かせました。細かな火花が雪のように海に降り注ぐ光景は、兵器という枠を越えて幻想的ですらあります

IRデコイはIRフレアと同様、花火のような高温のフレアを発して敵の赤外線追尾のミサイルを撹乱するものです。さらに海面に降り注いだフレアは大量の白煙を発して撹乱を続けます。
IRフレア同様、非常に切羽詰まった状況で使用される物で、海に降り注ぐ美しい火花は、実は生死の分かれ目に臨んだミサイル艇の断末魔の叫びと言う事ができます。
海面に降り注いだIRデコイのフレアは、もうもうと大量の白煙を発し続けます。まるで煙幕のように視界を遮っています。
「うわぁ、何も見えねえや…」と思ったその時、もう1隻のミサイル艇である「うみたか」が、白煙を引き裂くように煙の中から飛び出して来ました。
ミサイル艇、カッコいい…!!

立ち込める白煙を引き裂いて爆走する「うみたか」のカッコ良さに全身が雷に打たれたような衝撃を受けました。まさに「痺れた」の一言がぴったりです。
私はこの時以来、寝ても覚めてもミサイル艇が頭の中を駆けめぐるようになってしまいました…(笑)
ミサイル艇が暴れ放題ですが、護衛艦も負けてはいません。
「はまゆき」「あたご」「あまぎり」「ちょうかい」「ちくま」の5隻による艦隊運動が披露されました。

5隻は上記の順で単縦陣にて航行していましたが、「あたご」以下後続の各艦は増速しながら散開5隻が横一列に並んで航行する陣形となりました。
←の画像は、増速した「あたご」と「あまぎり」が今まさに「はまゆき」の真横に占位しようとしている場面です。このあと我が「ちょうかい」も「あまぎり」の真横に付けて、暫時並走しました。
艦上にいてかなりの速度を感じます。各艦の速度指示標を見ると強速(15ノット)を示しています。「15ノットってかなり速いなぁ」という印象を抱きました。
艦隊運動の第2幕は、横一列から単縦陣への再転換です。
今度は最初と順序が逆、「ちくま」「ちょうかい」「あまぎり」「あたご」の順となります。

「ちくま」が「ちょうかい」の前方に出たのに続いて、「あまぎり」が「ちょうかい」に後続するために右に大きく転舵、船体を大きく傾けながらほぼ180度向きを変えました。「ちょうかい」と逆方向を航行しつつ距離を詰めて来ます。
一方、この時「はまゆき」が隊列から離脱、一足早く出港地点の福井県敦賀港に引き返していきました。
舞鶴よりも距離があって戻るのに時間がかかるためでしょうか?もっと撮影したかったのに…残念。
「ちょうかい」と反航しつつ距離を詰めてきた「あまぎり」は途中から左に大きく転舵、「ちょうかい」の真後ろに付けました。つまり「あまぎり」は、逆Sの字の進路を描いて「ちょうかい」の後ろに占位したことになります。
船体を大きく傾けながら転舵し徐々に近づいて来る「あまぎり」の姿は、ミサイル艇にはない重厚な迫力に満ちていました

←の画像は、反航中の「あまぎり」が左に大きく転舵して「ちょうかい」の後ろに付けようとしている場面です。
鋭く尖った艦首や低いシルエットをはじめとして、「きり」型のシャープなスタイルがとても良くお分かりいただけると思います。マニアの皆様、「きり」型ってカッコいいと思いませんか…!?
「あまぎり」が「ちょうかい」に後続したのに続いて、「あたご」も逆Sの字の航路をとって「あまぎり」の後ろに占位。「ちくま」「ちょうかい」「あまぎり」「あたご」という単縦陣が完成しました。
横一列の隊形から再び単縦陣になるまでわずか8分間。15ノットという高速で繰り広げられた見事な艦隊絵巻でした。各艦の迅速かつ的確な動きに、日ごろの訓練で培われた高い技量を垣間見た気がしました。

「きり」型の「あまぎり」、そして「あたご」という私にとっては海自艦艇の中でもとりわけ大好きな2隻によるツーショットです♪
そう言えば、ちょうど1週間前の八戸港でも、体験航海で「せとぎり」と「あたご」が航行する模様を撮影しました。私の今年の夏は「あたご」と「きり」型一色と言っても過言ではないでしょう(笑)
単縦陣でしばし航行したのちに第3幕が始まりました。最後尾の艦から順次隊形の前に出て、艦の航行順をそっくり入れ替えます。つまり、再び「あたご」「あまぎり」「ちょうかい」「ちくま」という最初の順番に戻すのです。

まずは「あたご」が速度を上げて各艦を追い抜いて行きます。その速力は第2戦速(21ノット)にまで達しています。「あたご」ほどの大型艦が至近距離を高速で駆け抜けて行く光景も迫力満点!抜けるように青い夏空と美しい若狭湾を背景に、「あたご」が眩しいほどに輝いて見えました。それはまるで事故の呪縛から解かれた「あたご」が、イベントに参加できるようになった喜びを全身で表現しているかのようでした。
「あまぎり」も第2戦速で「ちょうかい」を追い抜いて行きました。
シャープなスタイルの「あまぎり」が高速で駆け抜けて行く光景は、一本の矢が的に向かって突き進んでいくような雰囲気を感じます。展示訓練における「あまぎり」の雄姿を見て、「きり」型ファンが増えてくれればいいなぁと強く思いました

ここで「きり」型に関するトリビアをひとつご紹介。
5番艦「はまぎり」以降の後期艦から科員居住区のベッドが三段から二段に改善されたと言われており、「世界の艦船」や「艦艇と航空機集」といった権威ある書籍でもそう記されていますが、元乗組員に証言によると、実は5番艦以降もベッドは三段のままということです。二段ベッド説がなぜ広まったのかは謎です…。
訓練展示の最後は、対潜ヘリコプターによる超低空飛行です。
5機の対潜ヘリ(SH60K4機&SH60J1機)が一列になって艦の後方から前方へパスして行きました。

高度の低さもさることながら、各機は機体を左右に大きく振りながら、艦上にいる見学者のすぐ目の前を飛び去って行くのです。まるでヘリが空中でスキップしているような動きで、曲芸飛行とさえ言える見事な操縦です。艦艇だけでなく航空機においても、海自が高い技量を有していることを実感しました。

←この画像、私にはヘリコプターのやんちゃぶりに「ちくま」が苦笑いをしているように見えます…(笑)
ヘリコプターはご覧のように私のすぐ目の前を駆け抜けて行きました。ホント、手を伸ばせば届いてしまうような超至近距離です!
機体のディテールはおろか、見学者が驚く様子にご満悦そうなパイロットの表情や、機中からセンサーマンが手を振っている様子も良く見えました。

耳をつんざくような轟音とも合わせて、言葉では表現できない恐るべき大迫力に圧倒されました
これまで航空機には全く萌えを感じなかった私ですが、今回の展示を見て「対潜ヘリや哨戒機もいいなぁ…」などと思うようになりました。近いうちに岩国や小月など、家から近い航空基地の基地際に足を運んでみようかな…。
展示終了後、艦隊は約3時間かけて出港した舞鶴へ戻ります。

体験航海や展示訓練での帰路の恒例行事と言えばこれ、航海科員によるラッパの吹奏展示です。起床ラッパや食事ラッパなど、一日に艦艇で吹奏されるラッパが披露されました。
音程を変える装置が付いていないラッパですが、航海科員が唇の形だけで音を吹き分ける技術は本当にすごいと思います。

私が一番好きなのは、自衛艦旗の掲揚・降下時に吹奏されるラッパ譜・君が代です。あの音色を聞くと全身から力が漲って来るような気がします。あと巡検ラッパも好きですねぇ。一日の終わりを感じさせる哀愁を帯びたメロディが何とも素敵だと思います。
艦隊は若狭湾から舞鶴湾に入りました。もうすぐ舞鶴です。
出港直後に合流して以降「ちょうかい」の直後を航行していた「ちくま」が、舞鶴西港へ向かうため隊列から離れて行きました。

観艦式や伊勢湾フェスタの時にも思ったのですが、自分が乗っている艦の直前や直後を航行している艦は、眺めている時間が長くなるためか愛着を感じてしまい、その艦が他の港を目指して隊列を離れる時には妙な寂しさを感じてしまいます…。

「ちくま」は大湊の艦なので、もしかしたら当分の間は会うことができないかもしれません。
さようなら「ちくま」、気をつけて大湊まで戻ってくださいね。
舞鶴クレインブリッジを左に眺めながら艦は舞鶴湾の奥へ。もう北吸岸壁はすぐそこです。
後甲板には出港時と同様に、舫作業を担当する第1分隊の乗組員が整列しています。そして、艦内スピーカーからは入港を知らせる入港ラッパが鳴り響きました。

入港ラッパは出港ラッパと全く同じメロディですが、出港ラッパがこれから始まる航海に向けてパワーがみなぎる音色に聞こえるのに対し、入港ラッパは航海を終えて間もなく上陸できるという喜びに溢れる音色に聞こえます。
ただマニアにとって入港ラッパは、とても楽しい体験航海や展示訓練が間もなく終わる事を告げる残念な音色でもあります(笑)
「ちょうかい」が曳船に押されながら入港作業を始めた時、岸壁にはすでに「あたご」が接岸を終えていました。
舞鶴地方総監が座乗する旗艦・観閲艦の大役を終えた「あたご」は威風堂々とし、自信に満ちているように感じました。3年半前の春、同じ場所に人目をはばかるように寂しくひっそりと停泊していた「あたご」とは別の艦のようです。

一週間前の八戸港、そして今回の展示訓練で「あたご」を存分に撮影できました。まさに今夏の最大の収穫・戦果です。
実は、「あたご」は9月に大阪湾で開催される呉地方隊の展示訓練にも参加します。「絶対に乗艦券を入手して三たび『あたご』に会うぞ」と決意しつつ、「あたご」に別れを告げました。
15時30分、「ちょうかい」は北吸岸壁に接岸しました。
しかし、ものすごい数の見学者が乗艦しているので、退艦するにはかなりの時間待たなければなりません。艦上で待っている間にも他の艦が続々と北吸岸壁に戻って来ました。

「ちょうかい」に続いて入港してきたのは「ひうち」です。
「ちょうかい」よりも早い時間に出港して海面警戒を実施、途中受閲部隊に参加し、訓練展示時には再び海面警戒の任務に戻るという獅子奮迅の働きをしました。展示訓練の成功はこのような裏方役の艦艇の働きがあるからこそなのです。「ひうち」や「まえじま」「ながしま」「水中処分母船1号」などの警戒部隊にも感謝の意を表したいと思います。ありがとう!!
16時前、乗艦してから7時間半ぶりに北吸岸壁に降り立ちました。
7時間以上も灼熱の艦上にいたとは思えないくらいあっという間でした。ただ下艦してふと気付くと、顔や腕がまるで火傷をしたかのように真っ赤に日焼けしていました…(苦笑)

参加艦艇は少なめだったものの、整然かつ荘厳な観閲迫力満点かつエンターテインメント性の高い展示など、見所いっぱいのとても素晴らしい展示訓練でした。体力的にきつい強行日程での舞鶴遠征でしたが、苦労も忘れるほどの大戦果が挙がりました♪
またひとつ忘れられない夏の思い出ができたことを感謝しつつ、「ちょうかい」に別れを告げて北吸岸壁を後にしました。

美しい若狭湾で躍動した舞鶴の艦艇と航空機。高い技量に裏打ちされた艦隊ショーに酔いしれました…。