Vol 61  ついに“中華な大国”が牙を剥いた!?                               2017年1月8日

2017年が幕を開けました。当HPは1月1日で就役(開設)満9年を迎え、いよいよ節目の10年目に突入しました。2008年の就役時にはまさか浅学菲才のマニアが下手な艦艇画像をアップし、海自への想いを語るサイトが10年近くも続くなんて思ってもみませんでした。加えて、ここ数年は本業の多忙さにより更新がままならない状況も発生しており、にも関わらず、多くの皆様にご覧になっていただいていることに心から感謝申し上げる次第です。本年も閲覧者様に海上防衛への理解を深めてもらうとともに、海上自衛隊を愛する心を育んでいただけるサイト運営に邁進してまいりますので、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

さて、ここ数年緊迫の度合いを増している我が国周辺の安全保障環境ですが、緊迫の度合いが増す原因を作っているのが私が“中華な大国”と呼ぶ中国であり、この国の海軍が尖閣諸島周辺海域を含む東・南シナ海方面で活発に活動していることが、我が国への脅威となっていることは皆さんご存知のとおりだと思います。マニア的観点においても、この中国のせいで昨年の夏はイベントが大幅に縮小され、展示訓練や体験航海が一切実施されないという“異例な夏”となってしまった訳ですから、安全保障とか難しいことはさておき、“夏の楽しみ”を奪った中国に対して憤懣やる方ない思いを抱いている人も多いのではないでしょうか?
「2017年は海自にとってどんな年になるのだろうか?」「体験航海や展示訓練は再開されるのだろうか?「中国海軍の動向は?」などと思いを馳せていた年末年始、平穏で穏やかな安全保障環境を願う私に、中国海軍はまるで喧嘩を売るような行動に出ました。空母「遼寧」の出港、そして南シナ海での発着艦訓練です。「遼寧」の訓練自体は近々のうちに実施してくるだろうとは思っていましたが、この時期・このタイミングでの実施に、中国の「2017年も南シナ海方面で活発に活動するぞ!」という意志、言い換えれば「2017年も力(軍事力)のよる現状変更(領土の拡大・権益の奪取・国際秩序の変更)に果敢に挑むぞ!」という強い意志を感じ、不快な思いと危機感を抱かずにはいられません。

まず最初に空母「遼寧」(左画像、引用元:Wikipedia)について説明します。
中国海軍初の空母
ですが、元々はソ連海軍が建造を計画した空母「ワリヤーグ」で、建造途中でソ連が崩壊、独立したウクライナに造船所ごと接収されました。ウクライナとロシアが所有権を巡って争いましたが、最終的にはウクライナの所有物となり、1998年にマカオの民間会社に売却されしました。当時、このマカオの民間会社がカジノとして利用するため「ワリヤーグ」を購入したと報じられましたが、実はこの会社は中国海軍の退役軍人が社長を務めるペーパーカンパニーで、カジノの運資格さえ持っていないトンデモ会社でした。
結局は中国がこの会社から「ワリヤーグ」を取得して改装、2012年9月に空母「遼寧」として就役させました。私が記憶している限りでは、当時「ワリヤーグ」は軍事目的に使わないことを条件に売りに出されていたので、中国は偽会社を使い、娯楽(カジノ)としての使用目的とみせかけて「ワリヤーグ」を購入したのです。詐欺まがいの手口で未成空母を入手するあたり、中国らしいと言えば中国らしいのですが…(苦笑)

空母というものは就役したからいって、即ちに空母打撃群を編成して活動できるわけではありません。中国海軍にとって「遼寧」は初の空母なのですから、その点はなおさらです。加えて、中国の技術では「遼寧」を空母として以前に、艦としてまともに航行できる水準にまで改装・整備できなかった可能性すらあります。ですから、就役からこれまでの4年余りは艦としての熟成、空母としての運用方法の研究、艦載機や航空用艤装の開発・熟成、乗組員・搭乗員の育成と練度の向上など、空母を運用するための基礎的な土台固めに専念していたものと思われます。現段階においても、それらは途上段階であり、空母打撃群を編成して実戦を戦うというレベルには程遠いと思われるのですが、中国首脳部が国家の意志を示すのには十分パワー・プロジェクション可能な戦力を有することがアピールできるレベルには達したと判断したのでしょう。出港後、先月25日に初めて「第1列島線」を超えて西太平洋に進出、その後南シナ海に入り、年明けの1日から中国が領有権を主張しアメリカとの対立の火種ともなっている南シナ海で大々的な発着艦訓練を実施したのです。
空母「遼寧」が大規模な訓練=本格的な行動を行ったことで、我が国の国民の中には中国海軍と海自・米海軍が衝突したり、尖閣諸島の警備にあたる海自艦艇が攻撃を受けるのではないかと不安を覚える人がいるかもしれませんが、私はそのような事態は心配しなくてもいいと思います。「遼寧」の空母としての能力や練度は低く、かつ空母最大の武器である艦載機搭乗員の技量は未だ未熟であるため、日米部隊とまともに衝突すればあっという間に海の藻屑になるでしょうし、そのようなことは中国首脳部も分かっているので、海自・米海軍と正面衝突するような行動は起さないと思います。では、日米との対決を避け、反面、抑止力とも異なる中国の「遼寧」投入は何なのでしょうか?陸上兵力(陸軍)や航空兵力(空軍)とは異なる海上兵力(軍艦)の特性は、事態の緊迫度に応じて様々な意味合いを持たせて投入が可能な点にあります。年末年始の「遼寧」の一連の行動は「国家の意志表示」であり、空母という大きな攻撃力を有する海上兵力を対立の火種がある海域に投入することで、周辺諸国に脅しと圧力をかけて「力による現状変更」を推し進めようとしているのです。よって今後は、南シナ海や尖閣周辺の東シナ海で「遼寧」の訓練や「遼寧」が参加する大規模な演習が行われたり、場合によっては「遼寧」が小笠原諸島とグアム島などを結ぶ「第2列島線」を超えて東太平洋にまで進出して訓練を行う可能性もあります。これらのことから、危機感を抱くべきなのは「遼寧」を使って示される中国の野心丸出しの現状変更の意志であり、「遼寧」はその戦力よりも戦略的な存在価値の方に危惧を抱くべき艦だと私は思います。

中国初の空母が年始早々に大規模訓練を行ったというのはテレビ局的にもニュースバリューが高いようで、一昨日のテレ朝「ワイドスクランブル」でも取り上げられていました。ワイドショーで空母「遼寧」の訓練を扱うのは、一般の視聴者に中国の脅威を知ってもらううえでとてもいい事だとは思いますが、なにぶん担当ディレクターが実は日米との対決は望んでいない中国首脳の意志とか、海上兵力の特性とかを分かっていないものだから、まるで日本が直接攻撃を受けたり、米海軍が西太平洋に派遣した空母「カールビンソン」を含む打撃群と近いうちに衝突が起こるかのような危機感煽りまくりの内容。コメンテーターとして出演していた伊藤俊幸氏(元海将・呉地方総監)が「騒ぎ過ぎです」と苦笑していました。米海軍も中国との“艦隊決戦”を望んで「カールビンソン」打撃群を西太平洋に派遣するのではありません。この兵力投入の意図するものは先に述べた中国と同じ「意志表示」であり、「東南シナ海で武力を背景に脅しをかけるならこっちも黙っちゃいないぞ!」という警告なのです。もうひとつは、ある国の海軍が大規模な訓練や演習をする際には周辺国の海軍や米海軍がデータ採取を兼ねた監視を行いますので、インターバルを置かず第二・第三の訓練を実施するなら警戒監視にあたる意図もあるのだと思います。

さて、「遼寧」を使っての中国の「現状変更」への意志は、我が国にとっても大きな脅威なのは言うまでもありません。恐らく今年も尖閣諸島の領有権を主張するために東シナ海で艦艇を活発に活動させるでしょうし、「遼寧」が尖閣近海まで進出して訓練や示威行為を行う可能性もあります。こうなると国内では「中国が空母で脅すなら日本も空母を持つべきだ!」「『いずも』『かが』を空母に改装せよ!」といった空母保有待望論が熱を帯び、かつて「いずも」空母化するという妄想記事を掲載した某艦艇雑誌が「改装空母『いずも』VS『遼寧』」とかいう空想記事を掲載しそうです。ただ残念ながら空母の天敵は空母ではありません。空母では空母の行動を封じ込めることができないのです。では我が国は「遼寧」を使った脅し・示威に対してどのように対処すべきなのでしょうか。

まずは潜水艦による警戒・監視です。空母の行動を封じ込むことができるのは潜水艦です。大戦中、日本海軍が技術の粋を集めて建造した空母「大鳳」は、米潜水艦によってタウイタウイ泊地を出ての練成訓練を行えないままマリアナ沖海戦に臨み、低練度でアウトレンジ戦法に挑んだ航空隊は壊滅し、「大鳳」自身も潜水艦の雷撃が原因の爆発を起こして、初陣であっけなく沈没しています。また大戦末期には「翔鶴」「信濃」という大型空母が雷撃で沈められています。戦史が物語るように空母の敵は潜水艦であり、「遼寧」を東シナ海(尖閣周辺海域)を我がもの顔で行動させないよう、海自潜水艦は静かに、そして執拗な警戒監視を続けていくことが必要です。
潜水艦による警戒監視を「静」の対処とするならば、「動」の対処は水上艦による警戒監視です。これも既に海自は佐世保所属艦のみならず全国から艦艇をこの方面に派遣して監視を続けています。粘り強い監視行動は我が国が尖閣を守るという強い意志表示であり、中国の現状変更への意志表示に対する目に見える形での警告でもあります。つまり、現在行っている警戒監視活動を粘り強く行っていけばいいのですが、問題なのは艦も人も足りないこと。現防衛大綱で水上艦も潜水艦も増強が明記されましたが、予算の制約や要員確保、特に潜水艦の乗組員養成には時間がかかることなどから、艦艇の増強はようやく緒についたばかりです。したがって、今年も夏にイベントを大幅縮小せざるを得ない状況は続くでしょう。余裕がなく疲弊した海自が東シナ海の警戒監視で実力を十分発揮できない、または活動に支障をきたす状況に追い込まれることが心配です。急に艦も人も増えないとなると現有戦力でやりくりするしかなく、その影響でイベントが縮小されるのは仕方がありません。むしろ、イベントは無くてもいいから艦をやりくりして頑張って欲しいとさえ思えてきました。その意味では、中国の脅威に対して私たち日本国民が行うべきことは、イベントの中止や縮小に耐えて、海自を応援することなのかもしれません。

当HPは2017年も海上自衛隊を応援し続けます。頑張れ!海上自衛隊!!

 Vol 62  若者よ、海上自衛官の道を歩め!                                  2018年8月3日


この春に江田島の幹部候補生学校に入校した「函館の少年」ことTに、先日呉で会ってきました。T君に会うのは20108月のヨコスカサマ―フェスタ以来8年ぶり(当時T君は中学3年生)だったのですが、当時の面影は残っていたものの見違えるような逞しくて凛々しい青年に成長していて、とても嬉しくなりました。もし私に子供がいればT君の年頃になっていてもおかしくないので、もうほとんど親御さんの心境でT君の凛々しさに目を細めた次第です。しばらくの間は江田島で厳しい教育と指導・訓練が続きますが、T君がそれを乗り越えて来春に卒業し、三尉に任官するのが今からとても楽しみです。そして「海軍士官」の道を歩みはじめたT君がどの艦に勤務するのか、艦でどんな配置に就くのか、さらにはどの指揮官・艦長のもとで働くのかなどなど、その将来が我が事のように楽しみでなりません。髪に白髪が混じり始め体力も著しく低下しつつある50歳目前の身にとっては、T君の若さはこの上なく羨ましく感じたのですが、同時に私もあの年齢に戻って海自幹部の道を歩みたいと本気で思いました。それはカッコいい制服を着れることや艦長になれるということではなく、「海上自衛隊という素晴らしい就職先で素晴らしい人生を送れる」と思うからです。社会人生活を30年近く送り50歳を目前にした年齢に達したからこそ、そう自信を持って言えます。折しも学生・生徒さんが進路選択を考える時期ということもあり、今回はなぜ海上自衛官という人生が素晴らしいかについて述べてみたいと思います。


私が海上自衛官という人生が素晴らしいと思う最大の理由は、「男の中の男になることができる」という点です。私は当HPの取材・運営を通して多くの海自幹部の方と知り合いました。そして皆さんに共通して言えるのは、決して偉ぶらず、人間としての魅力に溢れ、自分もこの人のようになりたいと思わせる方々ということです。
その中からお一人例を挙げます。伊藤弘海将補(現国家安全保障局審議官)は私と年齢は3歳しか違わないのですが、人間的なスケール・男としての魅力は私とは桁違い「男の中の男」「男が憧れる男」という言葉を具現化した存在だと私は思っています。防大32期の一選抜(トップ)ですので優秀な頭脳高い見識をお持ちであることは言うまでもないのですが、人当たりの良さ、ユーモアを交えた会話センス、私のような者に対する気配りなど、素晴らしい点を挙げるときりがありません。なんかもう人間としての器が違うというか、伊藤将補の前にいると己の浅学菲才、ダメ人間ぶりを思い知らされ恥ずかしさすら感じるほどです。

T君も防大12学年時に伊藤将補が訓練部長を務めていたことからその人となりをよく知っており、「将来は伊藤将補のような幹部になりたい」と目標にしているほどです。また、訓練部長在職時に防大生だった13年目の若手幹部の中にも「伊藤将補が目標」という人が多くいます。ただ、いくら私が「伊藤将補のような男になりたい」と強く思っても、それは不可能だと考えています。それは頭脳明晰でないとか50歳目前の年齢だからということではなく、あの人間的な素晴らしさは海上自衛官の職務の中で己を磨いた結果だからです。旧海軍の伝統が染み込んだ江田島の幹部候補生学校で教育を受け、厳しい艦隊勤務で海上防衛の最前線に立ち、リーダシップを発揮して海曹士を率い、艦長・司令ともなれば何百人もの乗組員の命を預かって任務・訓練を遂行する中で磨かれた人間性なのです。仮に私が23歳に若返って人生をやり直すことができたとしても、海自幹部以外の人生を選べばあの高みには到達しないのです。

幼少の頃、父が「男は海軍に入らなければ一人前になれない!」と言いながら、私に江田島兵学校ごときの厳しい教育と躾を行いました。当時の私はそんな父に反発すら覚えたのですが、今になって思うと、その父の言葉は真実だったというほかありません。一方で、幹部候補生学校で候補生として奮闘中のT君は努力次第であの高みに達することができるし、伊藤将補や私の知り合いの幹部の方々のような魅力的な人間になることができるのです。つまり、T君は「男の中の男」への切符を手にしているのです。私がT君が海自幹部という人生を選択して本当に良かったと思うのはまさにこの点なのです。江田島卒業後のT君には新米幹部として様々な困難が待ち受けているかもしれませんが、ぜひそれを乗り越えて人間としての魅力に溢れる「男の中の男」になって欲しい、私の年齢になった頃には若い幹部の目標となるような「海軍士官」になっていて欲しいと思います。

海上自衛官という人生の素晴らしさを別の観点から…。これは海自だけでなく自衛隊全体に言えることなのですが、海自(自衛隊)は教育・人材育成に非常に熱心という点です。幹部は幹部候補生学校、海曹士は教育隊を卒業したのちも、職務に応じて術科学校に入校して教育を受けます。さらに幹部の場合は試験に合格すれば幹部学校に入校して研鑽を重ね、場合によっては米海軍大学等の海外の軍付属の大学、あるいは日本の大学の大学院に留学する道も用意されています。これほどまでに教育に力を入れている組織は日本全国を見回しても自衛隊だけです。民間企業など足元にも及びません。東証一部の大企業ならまだしも、普通の規模の会社、ましてや私が勤める中小企業には教育システムを用意する余裕すらないのが実情です。己を磨こうと留学など企てようものなら「会社を辞めてから行け!」などと言われる始末。実際、私の同僚や知人には海外留学をするために会社を辞めた人が多くいます。「勉強する暇があったら一円でも多く稼げ!」。これが民間企業の実情なのです。長年そんな実情を目の当たりにしてきただけに、自衛隊の人材育成にかける労力は素晴らしいと感じざるを得ません。職務に専門知識が必要とはいえ、節目節目で学校に入って新しい分野の知識を身に付けることは、ある意味「生涯教育」というべき素晴らしいことだと思います。

実力がある人や頑張った人が正当に評価されることも自衛隊の良い点だと思います。海自でいえばメインストリームの水上艦艇・航空・潜水艦だけでなく、掃海や経理・補給を特技とする人も努力して評価されれば重要な配置に就くことができます。その証拠に、去年、海上幕僚長に後方支援職種である経理・補給畑の村川海将が就任しましたし、看護職を除いた初の女性海将補に昇進した近藤将補も経理・補給の幹部です。一方、民間企業だとその会社の主流の職種に所属した社員が昇進しやすいという傾向があります。例えば、商社なら最も得意とする分野(資源とか繊維等の看板分野)の社員がトップに就きますし、いま私が勤めている業界は主に営業職、以前勤めていた新聞業界はほとんどが編集職(記者職)出身者がトップに就いています。どの畑(職種)にいても頑張れば頂点を極めることができる道が開かれているのは、仕事に取り組むうえで大きなモチベーションに繋がるのは言うまでもありません。

そして最後に、これはかなり精神論ではあるのですが、私は仕事で苦労をするなら国のために苦労をする方がいいと思うのです。これは20代・30代という若い頃には感じなかったのですが、50歳が目前に迫ったここ数年、とても強く思うのです。この歳になればある程度の役職にも就き、責任も重くなります。特に営業部門にいると月末・年度末の目標達成(売上げ達成)には猛烈なプレッシャーがかかり、血眼になってお金を搔き集めなければなりません。私もかつて営業部門にいたのですが、「年度末までにあと100万円」、「月末までにあと10万円」と懸命にお金(売上げ)を集める作業に奔走しました。確かに会社が売り上げ目標を達成することは非常に重要で、そのために懸命に働くのは社員の使命だと思います。ただ私の中には40代も後半に突入した男が売上げ目標に急き立てられ、懸命に5万、10万のお金を搔き集めていることに、正直複雑な気持ちもありました。同じ時期、防衛大に進学して陸自幹部になった高校の同級生が南西諸島防衛に従事する第8師団(司令部・熊本市)の幕僚長に就き、師団改変の責任者として懸命に頑張っていました。師団隷下部隊の編成を大きく改変する作業は大変な苦労が伴ったと思うのですが、国を守るために汗を流す同級生(幕僚長)をとても羨ましく感じずにはいられませんでした。やはり男としては同じ苦労なら国のため・国民のために苦労する方がいい、今の私にはそう思えてなりません。
何だか最後は自分の現状に対する愚痴みたいになってしまいましたが、上記のような理由から海上自衛隊は男が人生を捧げるに値する仕事だと思います。特に幹部=海軍士官となれば努力次第で圧倒的な魅力を持つ人間になることができるのです。江田島で奮闘中のT君には頑張って欲しいし、人生の進路を考慮中の若者はぜひとも海上自衛隊の門を叩いて欲しいと思います。